プライベートでもビジネスでも役立つ! ワインがおいしいお店の見分け方
人生を変えるワイン学 第19回
◆ワインを選んでくれる
ただし、ワインメニューがなくてもワインにこだわっているお店もあります。常時ワインの種類を変えているお店がそうです。
いつも決まったワインがあるわけではないので、わざわざワインメニューを作っていないのです。そういった場合は、メニューやバイザグラスのところに「スタッフにお尋ねください」と書いてあるのでチェックしてみましょう。
どんなワインが好みなのかを伝えるとお店の人がいくつかワインをテーブルに持ってきてくれてその中から選ばせてくれます。
最近、よくボトルに金額が書いてあるお店がありますよね。
ワインを選んでくれるスタッフがいる場合は、注文した料理に合うワインが飲みたいと伝えるといくつかワインボトルを持ってきてくれます。そこで価格も確認できるので注文しやすいですよね。
ワインを選んでくれるのは、ソムリエだけとは限りません。ソムリエは資格であって、資格を持っていなくてもワイン好きなシェフやスタッフがお店にいればいろいろとアドバイスもしてくれますし、いい状態でワインを提供してくれます。
ワインについてお店の人に聞いてみるのも、ワインがおいしいお店かどうか見分ける方法のひとつです。
◆ワインにはあまり期待できないお店とは
ワインは期待しない方がいいなと思うお店のポイントは、ぬるいワインが出てきた、ワイングラスになみなみとワインが注がれて出てきた、キンキンに冷えた赤ワインが出てきた、などの場合です。
そういうときは、氷や炭酸水をもらい割って飲むのもひとつの手です。
いかがでしたでしょうか。
今回頭に入れていただきたいのは、以下の3つです。
①ワイングラスの種類が豊富なお店
②バイザグラスの種類が豊富なお店
③お店の人がワインを選ぶお手伝いをしてくれるお店
これで、ワインのおいしい店にたどり着く確率が増えたことでしょう。
基本的にワインのおいしいお店は料理もおいしいんです。ワインは料理によって味が変わり、料理もワインによって味が変わるのです。お互いの相乗効果によってよりおいしくなるのです。ワインと料理の関係は切り離せないものだと思っています。
これから、このような具体的なシーンを通して、ワインの楽しみ方、そして何よりワインの美味しさをお伝えしていきたいと思います。
次回をお楽しみに!
*この連載は隔週水曜日更新予定です。